職場への妊娠報告はいつするべきなのでしょうか?
安定期に入ってから?それだと遅すぎる?
都内フルタイムワーカー・妊娠当初管理職・39歳で双子を妊娠した私の職場への妊娠報告について書いてみようと思います。
それぞれの妊婦さんにそれぞれの職場状況があるので、すべての方に当てはまるかわかりませんが、
妊娠報告を受ける立場でもあった私の目線からお話してみたいと思います。
職場への妊娠報告どうしよう…と悩んでいるどなたかのお役に立てれば幸いです。
会社の見解:ぶっちゃけ妊娠報告は早ければ早いほどありがたい
私は妊娠当時、管理職でした。(前職でも管理職経験あり、転職・部署異動で管理職じゃなくなることもありました)
一般企業でいう課長的な立場が多く、部下から一番に妊娠報告を受けた経験もあります。
まずは妊娠報告を受ける立場からの意見です。
ぶっちゃけ、妊娠報告はできるだけ早くしていただければありがたい。
理由としては、直属の上司としては内々にいろいろな対応を部長や人事と相談し調整しなければならないからです。
例えば、私の場合は以下のようなことでした。
- その人が産休・育休で抜けた時の補充を考えなければいけない
- その人がつわりで体調不良などで出社できない場合、対応を考えなければいけない
- その人がハードワーカーの場合・ハードワークを避けられるような配慮を考えなればいけない
妊娠した人のポジションや役割によっては、他部署から異動を調整したり、中途採用をしなければいけないこともあります。
中途採用が必要となった場合は最低でも3〜4ヶ月は欲しいです。採用して新しい人が入ってきて引き継ぎ…と考えると
安定期に入った5ヶ月に報告を受けても時間が足りません。
そのような調整が会社では行われるため、
安定期に入って妊娠報告されても遅すぎて困ってしまう…ということが発生してしまいます。
妊娠何週目だったら職場に報告しても安全なのか?
会社的に早めに知りたいと言われても、妊婦さんにとって早めに妊娠報告をするのは不安です。
高齢出産で何が起きるかわからない。
私もそうでした。
一度目の妊娠では、あと1回不妊治療クリニックで心拍確認したら上司に報告しようと考えていたら流産してしまいました。
なのですごく慎重になりましたし、気持ちも不安定・ナーバスになりました。
37歳まででは8週、38-40歳では10週、そして質問者の属する41歳以上では12週で10%以下の流産率になります。
https://www.joclinic.jp/faq/knowledge/post_78.html#:~:text=10%EF%BC%85%E4%BB%A5%E4%B8%8B%E3%81%AE%E6%B5%81%E7%94%A3,%E6%B5%81%E7%94%A3%E7%8E%87%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
私も当初いろいろ考えたのですが、
結論、自分の年齢×流産率等検索し、最低限の人に言ってもOKラインの週数で職場へ報告するのがおすすめです。
データから言って、職場への妊娠報告は10週〜12週あたりが最適という人が多いのかなと思います。
何が起こるかわからない妊娠・出産なので、いつ報告したって何か起きるときは起きてしまうのです。
当時管理職だった私の職場への妊娠報告
私の場合は、12月上旬、妊娠8週目で直属の上司(部長)にだけ妊娠したことを伝えました。
今振り返ると早いですね…早めに報告したのには理由があります。
私が早めに妊娠報告した理由
- 前年流産したときに、上司にだけは高度不妊治療をしていることを伝えていた(採卵や移植で急な休みを取得するため)
- 自分が管理職だったため、抜けると業務にかなり支障がありそうだった
- 体力を使う仕事が多かったため、そういう業務を避けたかった
(エンタメ系なので本番の現場仕事:早朝、休日出勤・重いものを運ぶ等) - 仕事を家に持ち帰るなど、リモート残業していた
- 双子であるため、出産予定日の14週前と単胎妊娠(6週前)よりだいぶ早く産休に入る想定だった
部長には以下2点をお願いして妊娠報告をしました。
- NIPTを受ける予定なので、陽性だった場合に赤ちゃんを諦めることも発生する。高齢出産だし流産率が低いわけではない。
何かあった場合の自分の精神的ショックを最低限にするため、部署メンバーには安定期(妊娠16週以降)に告げるようにしたい - 高齢・双子出産のため、必要な人事関係者とその上の上司以外には妊娠を絶対に口外しないで欲しい。
もし業務引き継ぎ上早めに報告する必要がある人がいれば、事前に自分に相談してからにしてほしい
業務引き継ぎ作業自体は、引き継ぎ先が決まれば、2ヶ月あれば足りるはずです。(まともな上司であればそれまでに調整するはず)
なので、広めに妊娠報告するのは安定期以降にさせてもらい、内々の業務調整だけ早めにしてもらうという相談方法がおすすめです。
また一番に報告するのは、自分の普段の業務をよくわかっている直属の上長(課長、チーム長、マネージャーなど)がいいと思います。
業務がどれくらい大変かを理解している直属の上司に一番に相談し、直属の上司が上と調整すればいいのです。
もし、直属の上司に相談してもなかなか業務調整が進まなそうな場合は、その上の上司を入れて3人で話す機会を設けてもらう調整をするのを個人的にはおすすめします。
妊娠初期こそ、つわりで仕事に支障がでて辛い方がたくさんいるので。仕事で無理なストレスを貯めないようにしたいですよね。
まとめ:自分の妊娠について理解をしてもらう努力をしよう
私の場合、上司は男性でしたが、自身の奥様が不妊治療や流産経験があり、私のような高齢不妊治療からの妊娠についてすごく理解があったと思います。
妊娠報告した時も、
「わぁ!おめでとう!よかったね」
と喜んでくれました。
でも正直それはすごく運のいいことで、大概の上司はそうではありません。
正直私が管理職になりたてで、職場で女性の部下から初めて受けた妊娠報告の時は戸惑いました。
(マジで…マジかぁ…業務調整どうしよう…)
のほうが前面にでていた可能性すらあります。ひょっとしたら表情にでていたかもしれません。
それくらい女性でも出産について未知でしたし、未熟でした。
男性の上司だったら、妊娠報告を受けたら、産前直前までいままで通り働くのは当たり前と思っているかもしれないし
無事に赤ちゃんが産まれてくるのが当たり前と思っているかもしれません。
それくらい知っといてくれよ!と正直妊婦になった今は思いますが。
伝えなければわからないのが現状です。
妊娠・出産のリスク、自分の心情をしっかり伝えて可能な限り上司に理解してもらう
そういった妊娠報告をおすすめしたいです!
妊娠報告は戦略的に。