双子の出生前診断についての記事の続きです。
出生前診断の検討から愛育クリニックでの受診決定まではこちらの記事をご確認ください。
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双子の出生前診断NIPTを受けるまで。費用は?デメリットは?
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※本記事は出生前診断についての記載です。出生前診断に否定的な方・苦手な方はご注意ください。
また本情報は私が出生前診断を検討した2021年末時点のものです。最新情報は各自調べていただければと思います。
愛育クリニックでのNIPT予約方法
愛育クリニックでは、出産する病院の紹介状等は必要なく、WEBから予約が可能です。
以下のWEBページ読んで、WEB予約フォームにIDを登録すると、NIPT受診が可能なスケジュールを確認できます。
私の場合、NIPT検査+胎児ドック(同日精密超音波):追加10,000円 コース(双子のため胎児ドックは2枠時間確保)
結果は速報メール+電話+郵送(追加2,200円)を選択しました。
2021年12月22日に予約をして、最短で2022年の1月15日に最短で予約を取ることができました。
予約フォームでは受けるコースの選択・自分の妊娠時期・初産かどうか・なぜNIPTを受けようと思ったのか等アンケートに答える必要があります。
NIPTを受診できるのは妊娠9週〜17週と時期に限りがあるので、
万一陽性になって羊水検査やその先赤ちゃんを諦めるかどうかの判断は妊娠22週未満にしなければいけません。
NIPTを検討している方は予約だけでも早めにして、カウンセリングを受けるのがいいかなと思います。
愛育クリニックでは予約=NIPTを受けなければならないわけではなく、予約してカウンセリングを受けて話を聞いた後にNIPTを受けない判断をすることも可能です。
カウンセリングに関しては、私の時はコロナ禍のため旦那は付添いできず、LINE通話での参加限定でした。
動画でのNIPT事前学習とクイズ回答
予約が完了すると、予約完了自動配信メールで
- NIPT事前学習動画
- クイズ回答回答用紙
- NIPT同意書
が送られてきます。
メールに記載のURLからYouTubeでNIPTについての事前学習動画を視聴し、クイズ解答用紙をプリントアウトしてそこに回答を書いて、NIPT受診日に提出する必要がありました。私の場合は旦那と一緒にNIPT事前学習動画を視聴し、一緒にクイズに回答しました。
夫婦でNIPTについての知識・認識・考えを合わせておくことは非常に重要だと思います。
この学習動画は愛育クリニックがNIPTのDNA検査を委託しているGeneTech株式会社から提供されていて、出生前診断についてよく理解できたので、NIPTを受けるかどうか迷っている方は視聴だけでも役立つかと思います。
いよいよ愛育クリニックでのNIPT・胎児ドック受診
私の場合、朝イチの9時〜の予約だったので、8時30分過ぎにクリニックで受付をする必要がありました。
さすが港区・広尾のクリニック。セレブ病院と言われる愛育病院の連携クリニックだけあって中に入るととても清潔感のあるクリニックでした。
受付をし、しばらくすると受診フロアへ案内されます。
まずは胎児ドック
胎児ドックとのセットコースでは、まず胎児ドックの超音波検査の部屋に案内されました。
予約時間になると診察室に呼ばれました。
検査自体は、妊婦健診で受けるような超音波検査でした。
愛育クリニックのホームページによると超音波専門医による超音波検査が受けられるということだったので、普段の妊婦健診のエコーではみない細かい部分も診察してもらえると判断し、私は胎児ドックも一緒に受診することにしました。
NIPTを受けられた方にお勧めしている妊娠12週~17週のNIPT後超音波検査では、NIPTでは分からない無脳症や全前脳胞症など脳の大きな異常、心臓の大きな異常、 内臓逆位、腹壁欠損、臍帯ヘルニア、大きな脊髄髄膜瘤、手足の欠損などの大きな形態異常がないかをチェックしています。
これらの形態異常は、妊娠18週~20週の胎児超音波検査でもチェックしていますが、それよりも早い時期に見つけた方がメリットが大きいと考えられますので、 通常の妊娠18週~20週の胎児超音波検査前にもNIPT後超音波検査をお勧めしています。
https://www.aiiku.net/clinic/departments/obstetrics_and_gynecology/nipt_echo.php
超音波検査自体は双子で20分くらいで終了しました。
常に細かい解説をしながら超音波をしてくれるわけではないので、ちょっと不安だったのですが
「特に現時点赤ちゃんに大きな異常はみられませんね。リスクは少ない胎児と言っていいと思います」
と言われてほっとひと安心しました。
NIPTカウンセリング
超音波検査が終わると、次はカウンセリング部屋に呼ばれました。
遺伝専門医からNIPTについてのカウンセリングを受けることができます。
カウンセリングのポイントとしてお伝えしたいのは、
事前学習動画でNIPTの全体像を理解している前提でカウンセリングが進行するため、想像よりあっさり対応なので、事前学習動画での不明点・NIPTを受けるに当たっての不安など事前にしっかりとメモっておき、当日質問ができるよう事前準備をしておく
ということです。
カウンセリングで聞かれたのは
- 夫と妻の年齢・家族の年齢や構成
- 家族にダウン症候群など遺伝子の病気の人がいるか
- 事前学習動画を観て何か聞きたいことはあるか
というようなことでした。私たちは双子独自のリスク(双子で陽性だった場合、どちらの胎児が陽性かわからず、諦める場合は2人とも諦めることになる)ということを再確認し、NIPT受診の最終意思を確認されて終了しました。
採血
NIPT受診の意思を確認し、カウンセリングからのOKがでると次は採血の部屋に案内されます。
採血の部屋では特にNIPTについて聞かれるようなことは何もなく、ごくごく普通に採血して終わりです。
NIPTって実際は血を採るだけなんだ
という気分でした。
愛育クリニックでのNIPT・胎児ドック受診費用
採血が終わると受付に戻ってお会計です。
私の場合の双子用NIPT検査+胎児ドックの価格は以下です。
NIPT費用:130,000円
精密超音波検査(胎児ドック):10,000円
結果報告書郵送希望:2,200円
合計142,200円
でした。クレジットカードも使えました。
愛育クリニックでは陽性が出た場合、確定検査の羊水検査のための追加費用は負担は必要ありません。
そういった点はいいかなと思いました。
またNIPTは疾病の治療ではないため確定申告の医療費控除の対象になりません。完全自費での検査となります。
双子のNIPT結果は陰性。出生前診断を受けての気持ち
結果は陰性。
私の場合、愛育クリニックのNIPTの結果が出るまでのスケジュールは以下でした。
2022年1月15日(土) NIPT受診
2022年1月21日(金)速報メールで陰性確認
2022年1月26日(水)愛育クリニックから結果電話が来る
※郵送での結果は1月26日までに自宅に届いていました。
私の時は1週間弱で陰性結果がでたので良かったです。結果を待っている間は気が気じゃなかったです。
まだまだ賛否両論がある出生前診断ですが、私は受けてよかったなと思います。
もちろん、NIPTでは13・18・21トリソミー染色体異常しか検知できませんし、初期の胎児ドックでわからない病気が今後見つかるかもしれません。
私たちの場合はNIPTを受けることで、1つの安心を得られたし、
これから双子の赤ちゃんが健康に産まれてきてほしい
そしてこの命をしっかり育てて行かなければいけないんだ
という親としての自覚・決意がより一層芽生えた気がします。
妊婦さんにとってまだまだ不明点の多い出生前診断ですが、私たちの経験がどなたかの参考になればと思います。