不妊治療

3年半の不妊治療を経て、双子を妊娠するまで

3年半の不妊治療を経て、双子を妊娠するまで

私は2018年の夏頃から不妊治療を開始し、2021年の11月に双子妊娠判定がでました。期間にして約3年半です。
治療の経験〜双子を妊娠するまでを思い出してみようと思います。

受精卵2個戻しで双子を妊娠

結論からいうと、双子を妊娠した理由は、顕微受精にて受精卵を2個同時に戻したからです。
なので2卵生の双子となります。
受精卵2個戻しするまでには約3年不妊治療をし、また2021年には稽留流産も経験しています。

不妊治療の基本的ステップと私の場合の実施期間

タイミング法(36歳・2018年)
遠い記憶でもはや忘れてしまいそうですが…最初はタイミング法から開始しました。
また基礎体温表をつけるように指示されました。私の通っているクリニックでは不妊の原因検査として、女性の場合は卵管造影検査やホルモン検査・男性の精液検査なども初期に実施することを薦められました。3回実施するも妊娠せず。

人工授精(37歳・2019年)
コスト:1回20,000円くらい(保険適用前)
次のステップは人工授精。女性は排卵誘発剤(私の場合はクロミッドでした)を飲んで排卵を誘発し、医師から指示された日に旦那の精子を持っていき、培養液で洗浄濃縮した精子を子宮内に注入します。3回実施するも妊娠せず。
私の通っているクリニックは、何度も人工授精することは推奨しない方針で、3回〜4回妊娠しなかったら体外受精に進むように言われました。

体外受精(IVF)(38歳・2020年〜39歳・2021年)
コスト:採卵〜1回目の移植までで60万くらい(保険適用前)

不妊治療の本当の戦いは体外受精からでした・・・そして一気に跳ね上がるコスト。
採卵:排卵誘発剤を飲み、排卵の発育や排出を促すための注射に数回通わねばなりません。
身体は仕事の都合なんて聞いてくれませんから、内診して採卵の数日前に「○月○日の何時に採卵です」と言われて、仕事を休まねばなりません。めちゃくちゃ大事な仕事の日に重なっても調整が必要です。
採卵が一番つらい治療でした。施術時間は実質30分くらいで、私のクリニックでは麻酔をかけて採卵をしましたが、麻酔で気持ち悪くなってしまい1日潰れました。
採卵の日は夫の精子を持っていき、私の場合16個採卵でき、その日に旦那の精子をふりかけ何個受精するかの経過をみます。

受精卵凍結
数日後にクリニックに行き、何個受精ができたか経過を告げられます。私の場合は4個受精卵ができました。
16個も採卵できたのに!?と思いましたが、未熟だったりすると受精卵にならないらしいです。
私のクリニックでは初期胚凍結といって、受精したら2日で受精卵を凍結しました。

凍結融解胚移植
コスト:1回の移植で11万くらい(保険適用前)
採卵から約1ヶ月後くらいに、今度は凍結した受精卵を融解して子宮に移植します。この間ずっと子宮の状態を整えるために薬を飲み続けて移植をします。移植から2週間後にクリニックに行き、尿検査をして妊娠判定結果を告げられます。
陽性判定が出て無事クリニックを卒業できるまで移植を繰り返します。
採卵しても卵子が取れない場合もあるし、精子をふりかけても受精卵ができないことがあります。
都度お金が吹っ飛んでいくし、「終わらない妊娠ガチャ」に精神も疲弊しました・・・

私の場合の移植結果は以下でした。
移植1回目:✗
移植2回目:○ 陽性


不妊治療開始して約3年でようやく初の妊娠。胎嚢と心拍を2回確認できるとクリニックを無事卒業できるのですが、胎嚢確認し、そこから心拍確認2回目で「心拍がありません」と言われ稽留流産してしまいました。

流産といっても全く兆候や体調の変化がなく、初めての妊娠から一気に奈落の底に突き落とされました。
仕事もちょうどピークで、流産した子をお腹に抱えながら、いつ自然排出してしまうかわからない中で地方出張に行きました。
「なぜ、何でわたしが?」と思いながら、出張から帰ってすぐ、流産手術を受けました。泣いて相当落ちましたが、年を越して2022年からまた不妊治療を再開しました。

書きかけで止まっていて申し訳ないのですが、このあたりは不妊治療noteに書いていたのでお暇な方はどうぞ。

2個戻しのリスクは?双子になるの?

凍結胚移植で受精卵を2個戻しすることに否定的なクリニックもあるといいます。

ただ私の場合は年齢はその時点で38歳。もうすぐ39歳。
40歳になったら妊娠できる確率はぐっと下がるだろうし、精子検査も子宮鏡検査も、いずれの移植も子宮の状態も問題ないのに妊娠できないいわば「原因不明の不妊」「終わらない妊娠ガチャ」を永遠と繰り返していました。

主治医から「年齢的なことも考えて2個移植してみるのはどうか」と言われ、旦那と相談した結果、6回目の凍結融解胚移植のときに、2個同時に受精卵を移植しました。

38歳以上では2個戻すと出産率が12%増加するものの(33% vs 45%)、多胎率は15%増加していました。(1% vs 19%)

https://kikuchi-lc.com/blog/2021/10/14/2986.html

38歳以上で2個戻すと、多胎率は15%増加するとのことですが、
「着床率が上がるのであれば、結果双子になっても私達は頑張って育てるんだ」
と2人で決意し、2個戻しした結果、2022年11月に陽性判定が出て双子を妊娠しました。

双子を妊娠してからの気持ちの変化

受精卵を2個戻して、2個胎嚢を確認できてから、最初は本当に自分が双子を妊娠したのか実感がありませんでした。

胎嚢確認妊娠5週目
2つ胎嚢が確認できた
胎嚢確認妊娠7週目
2回心拍が確認でき無事クリニック卒業
産院での双子確認9週目
産院で初めて双子を確認できた

不妊治療クリニックを卒業して、双子の出産に対応できる総合病院に移り、「小さい赤ちゃん」が2人写っているエコーを見たとき
ようやく
「あぁ、私本当に双子を妊娠したんだ!」と実感がわいてきました。

「仕事どうしよう…」となったのも正直なところ。しかもちょうど冬に部長に昇進しました。

でも、よく考えたら就職してから、39歳まで仕事優先してきて「もう私は、充分頑張ってきたじゃないか」とも思えてきました。

私の仕事の代わりはどこにでもいる。けれどこの双子の母親は私しかいない


妊娠が継続できるかめちゃくちゃ不安でしたが、私の仕事はエンターテインメント業界のため、残業・休日・早朝出勤・体力仕事あり。
朝から12時間現場走り回るとかもう絶対無理なので
早めに直属の上司にも妊娠を告げ、仕事をなるべく早くセーブできるように調整しました。(若干無理やりですが爆)


2022年4月に余りまくっている有給休暇を使って早めに産休に入り、現在に至ります。
現在妊娠7ヶ月。これからも順調に元気に育ってね。

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  • この記事を書いた人

maki

3年半の不妊治療を経て2022年に40歳で男女双子を出産。 現在フルタイムワーママとして働いています。 産休を機にブログを開始。 双子妊娠・出産・育児についてを発信しています。 本業はエンタメ業で働く社畜。

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